九州・高千穂郷の干ししいたけ専門問屋

杉本商店

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サステナブルな栽培方法

原木露地栽培のこだわり

栽培方法について

当社では干し椎茸を高千穂郷の約 600 軒の生産者から直接集荷しています。これらの椎茸は甘い樹液を出すクヌギ原木を使用し(約95%)、無農薬で露地栽培されています。

ハウス栽培とは違い、風が吹けば椎茸は曲がりますが余分な水分を飛ばしてくれるので、うま味が濃厚で歯応えのある椎茸が育ちます。「山のアワビ」と評される昔ながらの食感は露地栽培の賜物です。また、気温が低く、少雨で霧が多い気候によって、厳しく、美味しく育ち、甘みが増します。

原木栽培の流れ

原木栽培の流れ

  1. 樹齢 15~25年のクヌギ、シイ、ナラ、カシ、ソヤ等の広葉樹を伐採します。
    伐採は落葉前、樹液の移動が停止するころに行われます。
  2. 伐採後、 1~2ヶ月放置して枯らしてから、管理しやすいように切りそろえます。
  3. ドリルで穴をあけ、椎茸菌を培養した木片(椎茸駒)を打ち込みます。
  4. 椎茸菌の活着を待つため、密集させて管理しやすい場所で仮伏せを行います。
    程よく原木が朽ちて軽くなってから本伏せを行います。
  5. 山中の木漏れ日が適度にあたる杉林、竹林などに、採取しやすいように組んで並べます。
  6. 植菌から 2夏経過後に発生が始まります。原木が朽ちるまで 5~6年ほど毎年発生します。
  7. 原木栽培のしいたけは全く日持ちしないので、採取直後に生産者が乾燥します。




農水省サステナアワード2020大賞を受賞しました!

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椎茸栽培は森を再生します!

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椎茸栽培は、森林をサステナビリティ(持続)からリジェネレーション(再生)へ導きます。クヌギの木を伐採すると、森のその部分に日光が差し込むようになり、クヌギの切り株からは新芽が出て、下草や新しい樹木が生い茂るようになります。こうして山の保水能力や土砂流出防止機能が高くなります。また若い成長盛りの樹木は老木よりも多くの二酸化炭素を吸収します。
椎茸栽培により、植林しなくても約15年のサイクルで山が蘇ります。



第24回グリーン購入大賞(農林水産特別部門)で大賞・農林水産大臣賞をダブル受賞しました!

グリーン大賞表彰式スライドPPT.jpg

椎茸粉を粉砕する前に一枚一枚丁寧にブラッシングする作業を、近隣の障がい者支援施設に委託しています。障がい者というだけで不当に安い賃金の仕事しかなかったところ、当社では椎茸関連の仕事を従業員と同じ工賃で委託しています。椎茸粉の販売伸長に伴い健常者と同じ賃金でやりがいを持って働ける事業所は7カ所まで増えて地域に笑顔が広がっています!これらの事業所には、CO-OP軸なし椎茸の軸カット作業も委託しておりこちらも年々伸長しております。他にも椎茸栽培の駒打ち(植菌)作業も委託していて林福連携の先進事例として令和元年度林業⽩書のSDGs特集に掲載されています。


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